DELTA 1010 User's Guide : Chapter 214
デジタル機器のサンプリングレートを選択し、ワードク
ロックを供給する設定(
S/PDIF
・
WordClock
)を行います。
DELTA 1010
は、デジタル入力(
S/PDIF
)またはワードク
ロック入力(
WordClock
)のストリームに同期し、正確
なデジタル転送が可能となります。
•
DELTA 1010
のデジタル入力(
S/PDIF
)は、
8kHz
∼
96kHz
までのサンプリングレートをサポートしてい
ます。ワードクロック入力(
WordClock
)は、
8kHz
∼
50kHz
までのサンプリングレートをサポートし
ています。
サンプリングレート
サンプリングレートは、デジタルオーディオをサンプリ
ングする速度のことを意味しています。
CD
は
44.1kHz
、
DAT
やデジタルミキサーは
48kHz
∼
96kHz
までのサン
プリングレートを一般的に使用します。
DELTA 1010
は、
8kHz
・
9.6kHz
・
11.025kHz
・
12kHz
・
16kHz
・
22.025kHz
・
24kHz
・
32kHz
・
44.1kHz
・
48kHz
・
88.2kHz
・
96kHz
まで
のサンプリングレートを選択できます。この設定によっ
て、レコーディングのクオリティを決定します。数値が
高い程クオリティも高くなりますが、数値を高くすると、
レコーディングに必要なディスクスペースやプロセッシ
ングパワーも必要になりますので注意してください。
オーディオファイルを使用する場合は、サンプリング
レートが異なるオーディオファイルを、同一ソング内で
混在させると正しい速度やピッチでレコーディング
/
プ
レイバックが行えません。
一部のオーディオアプリケーションでは、
8kHz
・
9.6kHz
・
11.025kHz
・
12kHz
・
16kHz
・
22.025kHz
・
24kHz
・
32kHz
・
44.1kHz
・
48kHz
・
88.2kHz
・
96kHz
までのサンプリングレー
トに対応していない場合がございます。詳しくは、オー
ディオアプリケーションの取り扱い説明書を参照して下
さい。
マルチカード
DELTA
シリーズでは、複数の
DELTA
シリーズを共存させ
ることを可能にするマルチカードに対応しています。マ
ルチカードとは、最大
4
機まで
DELTA
シリーズをコン
ピュータへインストールし使用することを可能にするテ
クノロジーです。つまり、特別なデジタルフォーマット
(
TDIF
・
R-BUS
)の
I/O
を増やしたい場合や、アナログ入
出力数を増やしたい場合に、システムを買い替えること
なくニーズに合わせた
DELTA
シリーズをチョイス(増設)
することを可能にしたテクノロジーです。
図 で は、
DELTA 1010
・
DELTA TDIF
・
DELTA R-BUS
・
DELTA 410
を一台のコンピュータにインストールし、入
力ポートを表示した例です。
DELTA
シリーズのマルチ
カードドライバは、図のようにインストールされている
DELTA
シリーズに独自のナンバーを割り当てて、計
42ch
が入力ポートとして認識されています。
DELTA
シリーズ
のナンバーは、アナログ→デジタル→モニターミキサー
の順に優先されて認識されます。
このテクノロジーを使用するには、複数の
DELTA
シリー
ズをシンクロナイズさせることが重要になります。
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